こんにちは、3歳から20代までピアノを習っていたカズミィです。
この話をすると「そんなに早くから!」と驚かれますが、残念ながら上手に弾くことはできません。小さなときに無理に通わされていた結果、苦手意識が強くなってしまいました。
私が結婚した後も長い間実家のリビングに置かれていたピアノ。思えば最後に弾いたのはいつだったのか。
そう考えると、ピアノに申し訳ない気持ちと、可哀そうなことをしたという気持ちで切なくなります。必要な方に使っていただけたらピアノもきっと幸せだったと思うのです。
もしかしたら同じように、ご自宅のピアノを心のすみで気にかけている方も多いのかもしれませんね。
思い入れのあるピアノだから
ピアノを置くときに必要な広さ
お子さんが進学するタイミングでピアノの処分を考える方は多いと思います。必要なものが増える時期だからかもしれませんね。
ピアノの存在感に気を取られて、実際にピアノはどのくらいの大きさなのかを調べたことはありませんでした。
ピアノの専有面積
むかし使っていたピアノメーカーのYAMAHAさんのホームページで、ピアノの専有面積を調べてみました。
- アップライト 間口147~156㎝ 奥行60~68㎝
- グランドピアノ 間口146~155㎝ 奥行149~227㎝
ピアノの大きさだけでは分かりずらいので、比較のために畳の大きさも調べてみますね。
- 京間 191 × 95.5㎝
- 中京間 182 × 91.1㎝
- 江戸間 176 × 87.8㎝
- 団地間 170 × 85.0㎝
*不動産・住宅サイトSUUMO(スーモ)さんの「間取り・部屋に関する用語一覧」より参考にさせていただきました。
畳と比べてみると、ピアノは思っていたほど大きくありません。大きく感じる理由はきっと高さがあるからですね。
ピアノの処分を躊躇うのは思い入れがあるから
使わなくなってからも、ピアノの処分にはなかなか踏み切れないものです。手放そうと思うたびに、長い間ともに過ごし、向き合った日々が思い出されます。
でも、使われないピアノはやはり切ないものです。
私のピアノは実家に置かれていたため、使われるのは運が良くても1年に数回。ほとんど弾いてもらうことはなく、リビングの片隅でオブジェのようになっていました。
実家に帰るたびに目にはしても、ピアノの前に座ることはほとんどなく、母が亡くなったあとひっそりと処分されてしまいます。
可哀そうなことをしたと気付いたのは、それからしばらくあとのことです。
子どもの電子ピアノ
子どもが進級するタイミングで模様替えが必要になることがありますよね。本棚などを増やすために、ピアノの処分を考えるタイミングにもなると思います。
うちの子も小さな頃に、電子ピアノを購入して少しだけピアノを習いました。
実家にあるピアノを引き取らなかった理由は2つあります。
運搬にお金がかかることと、マンション暮らしのため音を消す装置を付ける必要があったからです。
電子ピアノのその後
すぐに使わなくなった電子ピアノは、子どもが進級する度に手放すことを考えながらも、なんとなく子ども部屋に置かれていました。
この電子ピアノは、夫の友人がお子さんのために購入を考えていることを聞き、タイミングよく引き取ってもらうことになります。
お子さんが楽しく使っていることを伝え聞いたとき嬉しく思いました。使ってもらうことがピアノにとって幸せなことだと気付いたのです。
必要としている人の元へと送り出すことに気付かず、ピアノを放置してしまったことが悔やまれます。
ピアノのなくなった子ども部屋
電子ピアノのなくなった子ども部屋は使える範囲が広くなり、少し大きめの本棚を増やしています。
山積みになっていた小説などが整理され、大学進学後の分厚い本を含め、たくさんの本がその本棚に収納されていきました。
思い返すと、電子ピアノを手放したのは、ちょうど勉強に集中し始めた頃かもしれません。
まとめ
お子さんがピアノを習う際に、ご自身のピアノを実家から引き取らない方は多いと聞きます。マンション暮らしが増えたためかもしれませんね。
使っていないピアノが気になっているのになんとなく躊躇っているとしたら、無料で査定のできる比較サイトなどを見ることから始めると良いのかもしれません。
カズミィのもうひと言
小さな頃お友だちと遊んでいても、ピアノの先生がいらっしゃる度に連れ戻されました。
寂しいイメージだけが残っていたはずのピアノですが、子どもが電子ピアノを使わなくなったあと、学生時代に暗譜した曲を楽しく弾くことができました。ヘッドホンを使ったり音を小さくしたりできるので、時間を気にせずに使えたからです。
電子ピアノを使いながら、「本当は自由に気兼ねなくピアノを弾きたかったのかな」と気づいたときに、実家のピアノには可哀そうなことをしたと切なく思い出しました。
もっと早く大切にしてくださる人の元へと送り出してあげればよかった。今ではそう思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ピアノから逃げ腰で転々と先生を変えたことも、今さらながら申し訳なく思うカズミィでした。
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