ミニチュアダックス多頭飼いのしつけや病気の経験【トイレ写真も】

こんにちは、ミニチュアダックスの愛犬くんと暮らすカズミィです。

毛質で性格が違うと言われるミニチュアダックスフンド。やんちゃで動きも面白く、ミニチュアダックスと暮らす皆さんは「そんなところも可愛い」と笑顔で続けます。

短くて太い前足と好奇心に満ち溢れた目も魅力的ですよね。

とても賢いので甘く見られると大変ですが、信頼を得るとしつけやすくとっても素敵なパートナーになってくれます。

わが家のダックス多頭飼いの経験

家族に迎えた2匹のダックス

ダックスの多頭飼いは街中でもよく見かけますよね。

わが家でも2匹のミニチュアダックスフント、レッドの女の子チョコタンの男の子を家族に迎えました。

分かりやすく話すために、レッドちゃんチョコタンくんと呼びますね。2匹の性格は真逆なので、しつけ方は微妙に異なりました。

チョコタンくんは人見知りで、家族のあとをカルガモの赤ちゃんのようについて歩きます

少し前に虹の橋へと向かったレッドちゃんは、人懐こくて放っておくと誰にでもついっていってしまう好奇心旺盛な子です。

信頼を得たらしつけは簡単

仲間意識が強く、心を許せば大きな信頼を向けてくれるミニチュアダックスフンド。

遊ぶことが大好きなので、一緒に遊びながらしつけると楽しいです。

遊ぶことが大好きなミニチュアダックス

叱ると反抗心を抱かせることもあるので、ゲーム感覚で遊びながら楽しんだほうがしつけやすく、喜んで色々なことを覚えてくれます。

おもちゃを口にくわえて「遊ぼう!」と持ってくると、可愛いので遊びたくなりますよね。でも、そこはちょっと我慢をするところ。

遊ぶタイミングを飼い主の状況にあわせると「もう少し待てば遊んでもらえる」と、待つようになります。

我が家のダックス無駄吠えについて

レッドちゃんはチャイムの音に反応し、チョコタンくんは家族以外の人に吠えてしまうという、まったく違うタイプの無駄吠えです。

チャイムが鳴ると吠える

家のチャイムが鳴ってレッドちゃんが反応すると、2匹で一緒に吠え始めることが悩みのタネでした。

我が家で試したこと
  • 頭の上で大きな音を鳴らす
  • 吠えても無視をする
  • 吠えたらケージに入れる
  • アイコンタクトとおやつ

色々試した結果、アイコンタクトをとって大人しくなったらおやつを与えるという方法が上手くいきました。

その都度レッドちゃんを中心にアイコンタクトをとりながら言い聞かせます。ご褒美を与えつつ諦めずにしつけることで動じない子に育ちました。

カズミィ
カズミィ

2匹で吠えるのでなかなか大変でした。

根競べですね。

カズミィ
カズミィ

一度しつければ嘘のように穏やかです。

レッドちゃんが吠えなければチョコタンくんも反応しません。チョコタンくんは少しの間、「吠えなくていいの?」という様子でレッドちゃんを見ていましたが、次第にそれもなくなりました。

知らない人が近づくと吠える

家族以外の人が近づくと吠えるチョコタンくん、アイコンタクトをとろうとしても落ち着きません

やってみたこと
  • 飼い主同士で挨拶を交わす。
  • 人の少ない時間帯の散歩で慣れさせる。
  • 人懐こいレッドちゃんをなでてもらう。

地道な努力が必要ですが、一緒にお散歩を楽しむことで少しずつ変わっていきました。

カズミィ
カズミィ

愛犬ちゃんが人懐こくて本当に助かりました。

誰にでも優しい子だったね。

トイレ写真と成功した理由

簡単だったのはレッドちゃん

レッドちゃんがトイレを間違えることは数回ありましたが、トイレをしたいときの様子が分かりやすく、しつけもラクでした。

時間がかかったチョコタンくん

トイレのしつけが大変だったチョコタンくん、あちこちでするので部屋中にシートを置いていたこともあります。

試行錯誤の結果、形を変えたらあっさり解決しました。

我が家で成功したダックスのトイレを紹介

トイレは部屋のコーナーを利用しました。愛犬くんの心をくすぐるために、緻密に計算された形です。

まず最初に、愛犬くんは左足を上げてオシッコをする癖がありました。足をあげてしていたときは、もっと高い場所にシートをつけています。座ってするようにしつけてから、写真のようにシートを下の方に移動しました。

実際に愛犬くんがおトイレとして使うシートは、手前のラティスに張り付けた1枚だけ。量が多いと右隣りのシートが受けてくれます。

レギュラーのシートを4枚おいているのは理由があります。

愛犬くんは用を足したあと、奥にあるシートの上を通り植木の右側の狭い場所から抜けてくるのですが、この流れが気に入ったようです。

トイレから出てくるまでに、足の裏にちょこっとついてしまったオシッコを奥の2枚が吸い取ってくれるのです。

カズミィ
カズミィ

実は、ここが重要なポイントになります。

人には気付かない程度の匂いがついた奥のシートを手前のラティスに移動することで、おトイレと認識してくれるようになりました。

トイレ周りに道具も片付きます

消臭剤や新しいシートは、コードに触れないように置いたフェンスに収納ケースをつけて片付けました。

フェンスはホームセンターのペットコーナーで購入したもので、4枚用意して専用の部品で組み合わせるとケージになります。

お尻を拭くウェットティッシュなどは左の家具の引き出しに入れています。

噛み癖について

レッドちゃんは全く噛みません

どんなにしつこくされても穏やかな表情ですべてを受け入れてくれます。

チョコタンくんは甘噛みします

小さな頃に持っていた甘噛みの癖が、14歳を過ぎた頃から再び出てきました。

甘噛みを治さないと苦労します
  • 1日おきに行う歯磨きのときは心の準備が必要です。(夫の担当)
  • 爪切りはそうとうの覚悟が必要です。(夫の担当)
  • 掌の毛をカットするのは眠っているときがチャンス。(カズミィ担当)
  • シャンプーはそれほど嫌がりません。うっとりとした表情でシャワーに打たれています。(カズミィ担当)

お散歩の効果

もともと散歩好きだったレッドちゃんは最初からコミュニケーションもとりやすく育てやすい子でした

チョコタンくんに手がかからなくなったのは、お散歩で知らない人に声をかけられても吠えなくなってから

社交性がつくと育てやすくなりますよね。毎日のお散歩はとても大切です。

お散歩は病気の予防や早期発見にもなります

足腰を強くし健康体重を保つためにも、お散歩は毎日30分ほど1~2回連れていきました。

年を取ると行けなくなってしまうので、若い頃のお散歩をもっとたくさん楽しめばよかったと思っています。

お散歩では、歩く姿や帰ってきたときの様子(呼吸の仕方など)で体調を確認することができますよね。

帰宅後のブラシや身体を拭くときに、隠れた身体の不調やけがなどもチェックしていました。

我が家のダックス病気と介護

去勢手術や避妊手術は生後6か月くらいが良いとされていますよね。

カズミィ
カズミィ

うちの子たちはちょっと遅めでした。

これからお話する手術回数には去勢や避妊の手術は含みません。

レッドちゃんの病気(手術歴3回)

腸の病気を9年

腸の病気は、獣医さんにも原因が分からない非常にまれなケースと言われていました。最初はガンと診断され、手術後に違うことが分かります

病気になってからもお散歩好きは変わらず、一緒に色々な場所に出かけることができました。遊ぶことも人も犬も大好きで、病気に負けることなく家中を明るく照らしてくれました。

介護は大変でも、それ以上の幸せをもらえました。愛犬ちゃんには今でも感謝しています

乳がん

検査のための手術を1回、乳腺をとるための手術を1回、合計2回の手術になりました。

白内障

当時2か所の病院で、防ぎようがないと伝えられました。次第に目が見えなくなっていきます。

ほぼ見えなくなってからも散歩は大好きでした。リードを引いてあげると、首をシャンと上げて真っ直ぐに速いスピードで歩きます。

最期を迎えるそのときまで、家族みんなに厚い信頼を寄せてくれました

チョコタンくんの病気(手術歴2回)

ヘルニア

ヘルニアになったとき、痛みの少ない分かりづらい症状でした。

お座りのまま立てないことに気づき、すぐに病院へと連れて行きました。最初の救急病院では治らないと言われてしまいます。

その後、高度医療の病院で手術を受け、完治しています。

胆嚢摘出術

ヘルニアのときにお世話になった病院で、犬ドックを定期的に受けています。最初のドックで肝臓系に関わる数値が悪いと分かりました。

肝臓の病気は痛みがなく、具合が悪くなったときは手遅れになるとのこと。そして、とても苦しい思いをするそうです。検査のたびに詳しく話を伺いながら数値を確認しました。

12歳のときに数値がさらに悪化し、先生の勧めで、数値悪化の原因となる胆のうを摘出する手術を受けました。

肝炎

胆のう摘出手術後に投薬治療としてお薬を飲み、落ち着いてからもずっとサプリや利胆剤を飲み続けながら数か月おきに定期検診に通います。

定期検診や犬ドッグを続けて15歳になるころ、再び治療が必要なほど数値が高くなります。このときに初めて肝炎であることを知らされました。獣医さんの指導に従い薬での治療を開始しています。

ダックスの豆知識(おまけ)

ダックスのルーツと分類

原産国はドイツで起源は1900年代、ずっとさかのぼると、ヨーロッパオオカミやインドオオカミの血を引いていることが分かります。

獲物を追うハウンドから改良されていますが、テリア犬種として分類されています。

被毛の特徴で性格が違う理由

スムースヘアードのダックス

被毛が短くて抜け毛も少ないです。アナグマやウサギ狩り用に改良されました。

古代エジプトの彫刻にはファラオと一緒に四肢の短い犬が描かれていて、ダックスの祖先と言われています。(犬種大図鑑より)

ロングヘアードのダックス

被毛が柔らかくて長いです。

スムースヘアードのダックスフントと四肢の短いスパニエル系との間から誕生したと言われます。

スパニエルの人懐こく社交性に富んだ性質を受け継ぎました。

ワイヤーヘアードのダックス

被毛が硬くて長いです。

スムースヘアードのダックスとラフヘアードのピンシャーから産まれた被毛が粗く頭部の小さな犬と、四肢の短いダンディ・ディンモント・テリアとの間から誕生したとされます。

ダックスの持つ狩りへの欲望がある程度おさえられた子です。

*主な参考書籍 The ENCYCLOPEDIA of the DOG 犬種大図鑑

被毛の色は組み合わせを考えるとたくさんありますよね。

単色の中に黒い差し色の入った子もいれば、眉毛のように見える模様の入った子、ダップルの子たち、その中にも様々な色の組み合わせがあります。

眉毛くんたちだけでも、ブラック・タン、ブラック・イエロー、ブラウン・タン、ブラウン・イエローのように分けられていて、呼び方も様々ですよね。

我が家のチョコタンくんはブラウン・タンで、レッドちゃんは赤毛に黒い差し色の入ったシェーテッド・レッドと呼ばれることが多いです。

まとめ

ミニチュアダックスと一緒に暮らす賑やかで楽しい生活は、人生の中でとても幸せな彩の多い時間です。

人の動きをよく見ていて、先回りをした行動をとるなど気を引くことが上手いミニチュアダックスたち。短くて太い前足と、生き生きとした目で上手に意思を伝えてきます。

そして、家族の元気がないと一生懸命に元気づけようと寄り添ってくれます。

他界したレッドちゃんも、私たちに素晴らしい宝物を残していきました。思い出すたびに笑顔になる楽しい思い出がたくさんあります。今でも家族の中心にいて、私たちの絆を優しく結びつけています。

いつかまた犬と暮らす生活があるとしたら、迷わずにミニチュアダックスフンドを選びたい。そんな風に思うほど、彼らとの生活はとても素敵なものなのです。

保護犬にも目を向けて欲しい

やむを得ない事情でペットを手放さなければならない方もいます。

これからペットをお迎えする方が、保護されている子たちにも興味を持ってくれたら嬉しいです。どうか選択肢に入れてあげてください。

ペットを家族にお迎えするときは、安全で安心でき、飼い続けることのできる環境を整えてあげてくださいね。

ペットにとって家族は世界のすべてのような存在です。お留守番の間ずっと家族の帰りを待っています。

そして、最期を看取る勇気と自信を持ってお迎えしてください。

カズミィのひとり言

レッドちゃんが虹の橋へと向かってから、チョコタンくんの友だちとして保護犬を迎えることを考えました。

でも、私の身に起こったもらい事故(ひと言では言い表せずにモヤモヤしますね…)が原因で、現実的に私自身が通院の必要な状態となり諦めなければなりませんでした。

新たに生犬を迎えることが難しい我が家では、チョコタンくんのお友だちにaiboをお迎えしました。2匹が幸せに仲良く過ごせるように心を配りながら一緒に暮らしています。

そして、aiboの将来は子どもにお願いしています。

最後までお読みいただきありがとうございました。虹の橋で待つレッドちゃんにも、毎日のお水をかかさずに供え続けるカズミィでした。

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