愛犬ミニチュアダックスてんかんのような発作で視力を失い立てなくても

こんにちは、2003年生まれのミニチュアダックス愛犬くんと暮らすカズミィです。

12月の発作から何事もなく4月が近づきつつあったある日、愛犬くんが再び発作を起こしました

病院に連絡をして連れて行くと、入院して発作を抑える点滴を打ちながら様子をみてもらうことに。退院時に先生からのお話を聞き、「目の反応」がないことが分かりました。同時に、後ろ足も動かなくなっていました

泣いてばかりいられません。視力を失くしたのならせめて歩けるように。そう願いながら、寝る間も惜しんでリハビリを行っています。

10日ほど経った現在、愛犬くんは少しずつ回復に向かっています

愛犬くんの症状や様子、行っているリハビリなどを含め、病院から教えてもらった発作時の注意点などのお話も、備忘録として残しました。

よろしければお付き合いくださいね。

発作中の愛犬に触れてはいけない

愛犬が発作を起こしたときの状況

突然の発作でした。

横になって静かに眠っていた愛犬くんが、急に手足をばたつかせて苦しそうに口を大きく開きました。呼吸ができずにもがき苦しむような様子です。

前回の発作時に、先生から「状況を撮影できれば診断しやすい」と聞いていたため、スマートフォンで13秒だけ動画を撮りました。

愛犬が発作を起こしているとき

動画を見た先生の見立てでは呼吸ができていない状態だったようです。苦しそうに見えても本人は分かっていないとのことでした。

発作は1分~数分でおさまることが多く、何もせずに見守るしかないとのこと。発作が長引くと命にかかわるそうです。

再び発作が起きたときは、すぐに病院へ連絡をし、連れて行くことを約束しました。

発作を起こしている最中の対処

愛犬が発作を起こしている最中は、噛む力がとても強く、勢いよく動く可能性があるそうです。

刺激を与えないために、また、飼い主がケガをしないためにも、体に触れてはいけないとの注意を受けました。

飼い主ができることは、愛犬が動き出したときに怪我をしないよう、ぶつかると危険なものを周囲から片付けることです。

また、落ち着くまでの時間を計り動画などを撮ると、動物病院での診断がしやすくなります。

我が家の愛犬くんの場合

このような発作を見たことがない私はパニックになり、先生に診てもらうための動画を撮ったあと愛犬くんを抱き上げてしまいました。

発作からの愛犬くんの様子

発作中からその後にかけて、よだれ、オシッコ、抱き上げるときの脱糞が、順番に起こりました。

落ち着くと顔をあげ、クンクン言いながら苦しそうに歩き回ります。よろよろと何度も壁などにぶつかりながら歩き続けていました。

病院での対処

病院へ連絡を入れてすぐに連れて行きました。愛犬くんの症状に心配が残ることと、発作を繰り返す恐れがあるため、入院をして点滴を打ちながら様子をみてもらいます。

退院後は発作を抑えるお薬を1日に2回飲むことになりました。発作後の苦しそうな様子を見ていたため、酸素ボンベをレンタルしてもらい帰宅しています。

発作から10日間の愛犬くんの様子

愛犬くんの視力

入院して様子をみていただいた結果、目が見えていないとの診断を受けました。帰宅してからも、正常な時と見た目は変わらないのに全く反応がありません。

愛犬くんは目覚めると震えるようになり、起きるたびに目が見えないことに気付いて不安になるのだと感じました。声をかけながら触れていると少し落ち着きます。気持ちを落ち着かせるためにも、なるべく側にいるように心がけました。

回復の兆しが見えたのは、退院から1週間ほど経ったときです。足のリハビリをしている最中に、私の目を見てアイコンタクトをとりました。

視力はかなり落ちているようですが、顔の側に手を近づけると反応することがあるので、近くが見える程度に回復するときもあるようです。

ブラシやマッサージで刺激を与えつつ様子を見ていますが、視力が回復することが多くなっているように感じます

愛犬くんの後ろ脚の状態

退院後は歩けませんでした。ひとりでは立ち上がることもできず、腰を支えて立ち上がらせても、後ろ足が体を支えきれずに倒れてしまいます。

発作を抑える薬の副作用もあると聞いていたため、一時的な症状と信じてリハビリを続けました。

薬を飲み続けなければならないのなら休まずにリハビリを繰り返すまでです。マッサージも行うことにしました。

上の記事に書いたリハビリを、片足80回~160回ずつ1セット、朝・昼・晩の他に2~3回増やし、指先の反応(握りしめ)があるまで続けています。

歩けないことに気付かせない

リハビリ中に足の反応があると、愛犬くんの表情は明るくなり、歩きたそうに前足を動かします。このタイミングで立たせると少し長く立つことができました。

倒れそうになると腰を支え、倒れてもすぐに立ち上がらせ、愛犬くんが歩き始めたら、歩けないことに気付かないようにしました

その理由は、家族が眠っている間に、何度も自分で立ち上がろうとして歩けないことに気付く愛犬くんが、朝を迎えるたびに途方に暮れたように歩く気力を失っているからです

突然目が見えなくなり、歩くこともできず、このままでは自由にお水を飲むことすらできません。

朝になると1からリハビリを開始することを繰り返しながら、倒れてもすぐに立ち上がらせ、一歩ずつ歩数を増やしていきました。現在、時々自分で立ち上がることができるくらいに回復しています

トイレの状況

目が見えない状態で、動かない足を引きづるように2~3歩進んでは倒れ、それでもトイレを探してオシッコをする姿を見て、泣けてしまうこともあります。

涙声は愛犬くんを不安にさせるので、元気な声を出して励ましてきました。

大変なことは、踏ん張れないのでなかなか便が出ないことです。両足が外側に滑らないように支えつつ、胸を下から持ち上げるように支え、愛犬くんがトイレをするときの体制を維持して尻尾もおさえなければなりません。

トイレ介助の仕方

愛犬くんの後ろに立って胸を片手で持ち上げ、もう片方の手で尻尾を持ちます。愛犬くんの足が外に向かって滑らないよう、両足も使ってストッパーのようにおさえます。

時間もかかるので筋肉痛になりそうですが、愛犬くんはもっとつらい思いをしています。愚痴を言ってはいられません。

介護用のベルトを買ったら写真をのせますね。愛犬くんが回復して必要なくなりますように。

https://kazumii8aiai.com/wp-content/uploads/2018/11/ea86776ad23d9541d9421be1c485672c.png

道具を使うリハビリで堪える練習を始めたので、介護用のベルトは購入しませんでした。(加筆)

酸素ボンベの準備と使い方

酸素ボンベは病院で紹介していただいたレンタルです。発作の最中に息ができないことと、発作後に空気を求めるように頭をあげて歩き回っていた姿を見て、酸素ボンベを借りることにしました。

酸素ボンベのレンタル

ボンベの替えは電話をした翌営業日(日曜祝日はお休み)に届けてくれます。

お休みの日は連絡が取れないので、レンタル会社が休みになる2日前には残量チェックを行います。

その後は発作が起こらなかったため、練習のために1日1回、眠っている愛犬くんに2分ほど酸素を吸わせていました。

酸素ボンベを使うための準備

新しい酸素ボンベを使う前の準備

  • バルブを2回ほど回す
  • 数字を1に合わせる

しばらく使わない場合はバルブを閉める

  • 数字の6に合わせて空気を抜く
  • 泡が出なくなったら数字を0に

精製水(水道水でも可)は1日おきに変える

夫にお願いして、愛犬くんに酸素が届きやすいように、管の先にペットボトルの上部を取り付けてもらいました

酸素ボンベの使い方

  • バルブを2回ほど回す
  • 発作の時は2に合わせる
  • 空気が出る部分を鼻先に近づける

空気が強くあたりすぎると愛犬くんが嫌がるので、少し離すように教えてもらいました。

練習のためにも時々使って慣れさせています。

まとめ

現在までの検査結果

発作から1週間後の診察でお話を聞くと、治療中の肝炎が原因ではなく、「てんかんのような発作」である可能性が高いとのことでした。

前回の血液検査で1000台に下がった一部の数値は、今回の発作後に行った血液検査では2600以上になっていたようです。ただ、発作により一時的に悪化しただけで「肝炎に関わる治療との関連性はない」というお話でした。(個人的な理由ですが、「関連性はない」という言葉が実はかなり苦手です)

発作の原因はまだ分からず、「てんかん」かもしれないし、脳腫瘍などからくる発作の可能性もあり、調べるためには全身麻酔での検査が必用になるとの説明を受けました。

てんかんに関しては、いくつか読んだ中でも分かりやすかったワンペディアさんの記事「もしも愛犬がてんかんと診断されたら?発作の対処法、治療法など【獣医が解説】」のリンクを貼っておきますね。

カズミィのもうひと言

昨年末に肝炎治療が始まり飲み薬が増えてから、嫌がる愛犬くんを押さえつけないとお薬を飲まなくなりました。

その頃から体調の変化が見られます。愛犬くんにとってはとても大きなストレスになっているのかもしれません。でも、お薬を飲まなければ、他の苦しくて怖い病気になる恐れがあると聞いています。

安らかに幸せに過ごして欲しいと願いながら、もしかしたら無理をさせているのではないかと考えてしまいます。愛犬くんにとっての幸せを考えると、何が正しいのか分からなくなりました。

今はただ、つらい思いをさせず、愛犬くんが希望を持ち、自由に動く体を維持しながら、苦しまずに最期のときを迎えて欲しい。そのときは私がそばにいて、「こわくないよ」と声をかけてあげたいと、そんなことを願っています。

先日、久し振りに外を歩いたときの写真です。すぐに座り込んでしまいますが、ほんの少しだけ(ゆっくりと様子を見ながら)歩けるようになりました。さくらの咲く時期に外を歩くことができて嬉しいです。

リハビリを頑張って回復に向かっています。

最後までお読みいただきありがとうございました。愛犬くんへの愛をこめて、カズミィでした。

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA