こんにちは、20代前半に結婚し、11か月後には子どもを出産したカズミィです。
若いうちに結婚をして子どもを産むことに、ご心配をいただくこともありました。
若くいたらない親の元で生まれ育った子どもは、ちょっと我がままに育ったかもしれません。でも、最低限の常識を持つ人に育って欲しいと願いながら、大切に育てました。
周囲から見ると危なっかしく感じる若い頃の結婚。少しでも前向きに興味を持っていただけたらと思いつつ、今回の記事を書いています。
若い頃の結婚も良いものですよ。周囲の助けがとてもありがたく感じます。
世間知らずの若い頃だから学べたこと
若い頃の結婚は寂しさもあり生きやすくもあり
マイナスをプラスに転換しながら
独身の友人たちが海外旅行などを楽しんでいる間、子育てと家事に追われることになります。
友人たちとの会話で「話を合わせる」ことが必要になることもありますが、姪っ子さんや甥っ子さんのいる友人が「話を合わせて」くれることもありました。
人の温かさを敏感に感じとれるようになります。
お友だちもよく遊びに来てくれたので楽しく過ごしました。
子どもに関する身近な相談相手は、年上のママ友と母親です。
私が子どもを産んですぐに母が亡くなったため、年上のママさんたちにはとてもお世話になりました。
また、年が若くても赤ちゃんを連れていれば、子どもたちから「おばちゃん」と呼ばれるようになります。
笑顔で受け入れる広い心も育まれますね。
子どもは無邪気ですから。
そして、子育てが早く終わるので、同年代の方々に比べて少し早く「その後の計画」を立てることができます。
人の親切を知りありがたく受け入れる
若いお父さんとお母さんに対し、世間は意外と温かいです。
絶対的に知識が少ないことを自分でも分かっているので、無駄なプライドがなく、教えを素直に受け入れることができます。
また、若い夫婦の収入が少ないことも、周囲はちゃんと分かっています。「おさがり」をいただくことも多く、ありがたく受け取りました。
金銭感覚を変え学びも多い新婚生活を送る
夫の持論を受け入れ生活を一転
同い年の夫が新居に選んだ家は、驚くほど古いアパートでした。
かろうじてお風呂がついているような築ウン十年のアパートは、台所からトイレに至るまですべてが土壁。給湯器すらついていません。
ちなみに、世帯主が大学を卒業して間もない夫婦ではあっても、お互いそれなりに稼いでいたので、もう少し新婚生活にふさわしい場所に住む余裕はありました。
夫の持論が「最初に贅沢をしなければ何かあったときにこの状況に戻ることができる」とのことで、このような場所での新婚生活が始まります。
良く見つけたな~と、感心するほどの場所でした。
ここでの生活は、若い頃だから楽しめたのかもしれません。
1年と少し過ごすことになるこの場所での生活で、私の価値観が徹底的にたたき直されました。
20年以上経った今でも、節約を考えながら生活を続けることになります。
住む場所は考えて選ぶべきと知る
20代前半の若い夫婦が古いアパートに住み、朝早く2人そろってスーツ姿で出社する様子を見ていた世間では、色々と想像を掻き立てられたようです。
子どもが産まれ公園デビューをはたすと、夫や私の勤め先が気になるママさんたちが結構いることを知りました。
会社名を答えると「どうしてあんなところに住んでいるの?」と、ストレートに驚かれること数回。
妊婦さん同士は意外とお互いが気になるので、「お腹の大きな若い子があんなところに…」と、噂になっていたのかもしれません。
「訳ありかと思って話しかけづらかった」とのご意見もあり、「住む場所でイメージは作られる」ということを学びました。
この件に関して、初めて夫に説教したことも覚えています。
贅沢な生活を改める
駐車場込みで7万円台という土壁の古いアパート暮らしの良いところは、それまでの贅沢な暮らしから、感覚が切り離されることです。
不思議なもので、住む場所に合わせた生活をする癖がつくのです。私にとっては良い経験になりました。
代表的なことは、ベビーカーを押して駅から離れたスーパーに行き、安い食材を買い求めるようになります。
デパートで10万円以上のコートをキャッシュで買っていた頃には考えられない行動です。
ちょっとやってみたかっただけです。若気の至りです。
節約生活を覚えて20代でマンション購入ができたよね。
そして若さゆえに失敗します。
節約生活に慣れても勉強は足りない
失敗しても何とかやり直せる
私のお金に対する価値観が変わり、結婚してすぐに自宅購入の貯蓄を始めました。
そして、20代のうちに1度目のマンションを購入します。ところが、これが大きな無駄遣いになりました。
通勤時間がかなりかかる場所を選んでしまったのです。若くて体力があるからこその失敗でした。
遠距離通勤から脱出するために、30代前半でマンションの買い替えをします。
1度目のマンション売却での損失を含めた800万円近くの額を、2件目マンション価格に上乗せしてローンを組みました。
とても大きな勉強代を支払いつつ何とかやり直し、少しずつ経験を積み重ねていきます。
失敗してまた少し堅実になる
マンションの住み替えをすることで、お金の大切さを再認識することになりました。
さすがに損をしたままでは悔しいので、できるだけ早く残債を減らすために、私もパートから正社員になるなどして一気に返済をしていきます。
現在は、1件目購入前に立てた計画通り、同じような条件の近隣賃貸物件と比べて月々の負担額が安くなりました。夫の定年までには住宅ローンもなくなりそうです。
子育て期間のお金のかけかた
幼少期
保育園代の他に習い事にお金がかかりました。
習いたいことは全て試してから選ばせたので、初期にかかる入会金や教材などの費用が結構かかっています。
実際に試してから本人に決めさせたんだね。
今更だけどもったいない…
- スイミング
- 体操教室
- ダンス教室
- 音楽教室
- ピアノ
- ボーカル
- 声楽
- 公文
長く通った場所はスポーツクラブだけです。次は小学校に入学する直前からお世話になった公文、あとは数か月です。
入会金や教材費などは数千円から数万円、小学校の途中で転校したことを機会に全てやめることになりました。
小学生
幼少期からの習い事は引っ越しを境に全て辞めました。子ども自身が新しいお友だちと過ごすことを選んでいます。
- 進研ゼミの通信講座
- ひと月千円以下のお小遣い
この頃から少額のお小遣いを与えます。足りない場合は使い道を説明して請求してもらいました。
中学生
3年間続けた部活にはそれほどお金がかかっていません。入学後に少しだけ補習塾に通い、中学2年生の夏から進学塾に入ります。ここからがお金のかかる時期です。
- 部活動 時々
- お小遣い 申告制
- 塾19か月 約150万円
- 塾での食費 月2~3万円
塾での遠征費用や塾以外の場所での塾友との勉強会、塾途中の食費が毎週4千円~6千円かかっていました。
高校生
難関私立高校に奇跡的に合格しました。学費は高めです。
- 学費
- 学校行事費用
- 塾と家庭教師
- お小遣い(申告制)
奇跡的に受かったため、周囲との学力の差を埋めるために、塾と家庭教師にお世話になりました。これらの費用が約100万円。
学費や制服代などを含め、通学にかかる交通費、遊びに行くためのお小遣い代などもまとめると、塾代と合わせて500万…いえ、500と数十万円…
つらくなって途中で計算するのをやめたんだね。
洋服代や美容院代も入れると結構な額になりそうで…毎朝お弁当を作って頑張りました。
大学生
付属大学への進学後、入学金や学費などは、奨学金を使わずに払い終えました。
その代わり、大学に入学してすぐに子どもがアルバイトを始めたので、お小遣いは渡していません。お昼代も、新たに必要となった教科書代も、本人が稼いだお金を使っています。
アルバイト代で買った美味しいお土産を持ち帰ると、大きくなったとしみじみ感じました。
ただ、パーティなどで使う、ちょっと高価な洋服などが欲しいときはおねだりされるので、大学時代はまだ少しお金がかかる時期です。
学費を払い終え、成人式や卒業式、卒業パーティーの支度が終わると、ホッと一息つけますよ。
卒業後は独立するまでお金を入れてくれたね。
まとめ
わが家の子育てでお金がかかっているのは難関高校を目指し始めてからです。この直前に、私が介護のために仕事を辞めて世帯年収は減っていました。
たまたま夫の年収が高い時期で助かりました。それでも1千万円には届いていません。
私たち夫婦は親からの援助は受けませんでしたが、庶民でもなんとか、学費が高めの学校に通わせることができました。
反省点は、中学と高校の頃にお小遣いを与え過ぎています。もう少し出費は抑えられたはず。ただ、子どもに「必要な理由」を聞くと納得できてしまうのです。家計を詳しく話していたつもりでいたけれど、子どもから見たら余裕があると感じたかもしれません。
カズミィのもうひと言
さいごにもうひとつ、若いうちに結婚したことも、失敗ばかりではあっても悪くなかったと思っています。
わが家の体験談が少しでもお役に立てたら幸いです。さいごまでお読みいただきありがとうございました。
子育て費用を払い終えたら老後の資金、せわしないながらもホッと一息をつくカズミィでした。
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